へとへと人力日記 悪路はこりごり
男体山を登った時、志津林道を下ろうとするマウンテンバイクの集団に出会った。
きっと、悪路のダウンヒルには何か世界があるのだろう…
そう思うといても立ってもいられない。
マウンテンバイクって言うくらいだ。悪路で真価を発揮するのだろう。
3連休の初日。
鹿沼の朝は曇り。
天気予報は雨だけれど、きっと大丈夫。
車にCADEXを積んで家を出た。
まぁ、これくらいの雨なら強い日差しよりまし。
昨日までは猛暑日で、アスファルトの上に立っているだけでくらくらするような陽気。
しかし、小雨の中こぎ出すととても肌寒い。
さて、馬返しに到着。
運命の分かれ道(一方通行だからね)。
このまま進んだら、登り切らないと帰れない(当然続行)。
いろは坂は、傾斜のきついカーブと、比較的平坦な直線の繰り返しだと思っていた。
しかし、自転車で走ってみると、直線部分もそれなりに傾斜があることに気が付く。
いろは坂。
メジャーだからね。
一度は登ってみたかったのだけれど、思っていた通り、車通りは多く、そして路肩は狭い。
2車線を並んで走行する車に追い抜かれる時は少しヒヤリとする。
登り始めよりも、上に行くにつれ、だんだんと傾斜が緩くなるいろは坂は、霧降高原や古峰神社よりも楽(もちろんのんびりペースが前提条件だけれどね)。
本日の高低差1120m、明智平で600m。
やっと半分だ。
相変わらずの小雨。少し膝が痛む。
のんびりと中禅寺湖を抜け、戦場ヶ原への登り、雨が激しくなってくる。
志津林道はあきらめた方がいいかな?
膝も痛むし、どこかで休んで考えよう…。
そうだ!湯元の足湯!!
戦場ヶ原から湯元なんて、すぐ近くだと思っていたけれど、長い登り坂が続く。
30分ほど休憩。
ここまで来たからには、計画はやっぱり続行!
膝の痛みは治らないけれど、先に進もう。
それこそ歩くようにゆっくりと登る。
体力のあったいろは坂は楽だったけれど、疲労の蓄積した今は、緩やかな登りが何ともつらい。
車のほとんど通らない林道。
自然の中にただ一人。
先月ロードレーサーで下った林道をマウンテンバイクで登る。
大合唱していた数万匹のカエルは、いったいどこに行ってしまったのだろう?
ひんやりとした林道は、うぐいすの声が響く。
さて、ここまで来ればこっちのもの!
落差おおよそ1000m、距離20kmの贅沢なダウンヒルが待っている。
などと…本気で思っていたのだけれど…。
悪路はそんなに甘い物では無かった。
裏男体林道までは舗装路、ここから志津林道は未舗装の林道。
砂利道程度かな?などと思っていたのだけれど。
走り初めてすぐ、そんな甘い考えは吹き飛んだ。
ハンドルをしっかりと握りしめ、まっすぐ進む事に集中する。
駆け下ると言うより、跳ね落ちるという感じ。
スポークやらタイヤやらは持つのだろうか?少し心配になる。
なんども跳ね飛び、落車しそうになる。
スピードが出過ぎないようにブレーキ。
地図で確認していたのだけれど、気にもとめない程度の緩やかな登り。
しかし、舗装路と悪路では、大きな違いがあることを知らなかった。
ゆっくり登るにも、ペダルは重く、左膝だけでなく、右足の付け根も痛くなってきた。
どこまでも続く緩やかな、しかし、きつい登り。
(まったく車通りも無く、当然圏外。こんなところでけがでもしたら、相当困ったことになる)
不意に笹藪がざわめき、3頭のシカが目の前を横切り逃げ去る。
(熊かと思った)
悪路はこりごり。
下りを走っている途中で休みたくなることなんて、今まで無かった。
手がしびれている。
悪路も、下るにつれ、だんだんと石は小さくなり、次第にスピードも出せるようになる。
しかし、くたくただぁ~。
裏見滝の駐車場へ着く頃には、どっしりとした疲労と様々な関節がぎくしゃくと。
悪路の下りはもういいや…
http://route.alpslab.jp/watch.rb?id=c19f12d3470c918f683f73da1046c591
距離59.6km 高低差1118m













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