人力日記 古峰神社 20090530
3週間程前、会社の同僚からサイクリングに誘われた。
物置から10数年前のロードレーサーを引っぱり出し、70km程のツーリング。
自然の中に身を置く爽快感。
下の子が中学に入学し、休日を持て余すようになったぼくは自転車にはまった。
そんなわけでコペンの記事の合間に「メタボおやじの人力日記」
前日の天気予報は雨
4時20分
空は曇り、路面は乾いている。
無灯火でも十分に明るい。
2~30分も走ると、風景は日本の田舎。
見回すと大谷石露天掘りの跡。
自転車は良いね。
体重を感じない。
サイクルコンピューターにはペダルの回転数を表示している。
車のタコメーターと一緒だ。
50~60回転を楽に回せるギアを選んで走ると楽に進める。
最初はもっと高い付加を選んでいた。
しかし、長時間漕ぎ続けるには、少ない付加で多く回す方が圧倒的に疲れない。
そんな発見も目から鱗。
遠くの山に霧が掛かる。
(あの上まで行くぞ)
しばらく走ると、目の前には巨大な鳥居。
ここまではらくちんの極緩やかな登り。
ここからが正念場、わずか5.5kmで直線的に324mも上る。
今回最大の山場。
(古峰神社まで、足をつかずに行こう)
出だしは快調。
しかしすぐに左膝が痛み出した。
一度痛めた事のある左膝。
長く動かすと膝の内部に痛みを感じる。
呻きながら、歩くような速度で…。
右足1本で上るような感じだ。
心臓はそれほどでも無いのに、痛みが増し、何ともつらい。
ストレスを燃料に、位置エネルギーをためる。
いつも、鹿沼のクラッシックカーレースを観戦しているポイントに。
古峰神社はもう目の前。
老体にむち打って苦しそうに上る旧車たちを、ほほえましく眺めていたのだけれど、少しだけ旧車の気持ちが分かる気がした。
左足をかばっているうちに、今度は呼吸が限界に。
古峰神社を目前に小休止。
ぶったおれるのも気持ちがいい。
吸水して、膝も少し良くなる。
そんな風にたどり着いた古峰神社。
早朝、人影は無い。
さて、予定ではもう少し(200m程度、約6km)上って粟野川沿いに下る計画。
しかし、痛い膝。
どうするか…。
などと考えながら左折し、林道前日光線へ。
傾斜は先ほどまでと比べれば楽な登り。
膝もなんとか持ちそうだ。
新しい林道。
道幅も広く整備されていてとても気持ちがいい。
上って良かった。
緩やかなアップダウンを繰り返し、やしお大橋に出る。
霧の上に出た。
遠くまで続く峰々にけぶる霧。
(どうだ、ここまできたぞ)
自動車で来れば1時間もかからずに見られる風景。
しかし、人力で勝ち取った風景には、また別の感動がある。
鳥の声を聞きながら、しばらく林道を楽しみ。
そして下り。
粟野川沿いに下る予定が道を間違え荒井川沿いに下る。
こちらは狭い林道。
瓦礫や枯れ枝。
小雨が降る。
スリップしてぶっ飛んだら、発見されないかもしれない…。
28mmのタイヤ。
ハンドルを一番低い位置に持ち替える。
位置エネルギーを放出し、駆ける。
鹿沼市街に戻ると本降り。
大雨の中、びっしょりになって遊んだのは何年ぶりだろう…。
2009.5/30 古峰神社周回 62.6km 高低差743.0m 約4時間
http://route.alpslab.jp/watch.rb?id=7e5dc7e53ad8538b7ff570e38d8bfb98




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